ブルゴーニュ シトリー ルージュ ヴォー・ド・ピュイ 2018
ブルゴーニュ穴場産地シトリー
シャブリ地区のそば!土壌はシャブリと同じキンメリジャン。
生産者について 当主オリヴィエ・モランは、ラジオやナイトクラブのDJとして働いていましたが、1992年30歳のとき家族のドメーヌに戻りました。 それは、シトリーのテロワールに誇りを持ってワインづくりをしていた祖父と父ミシェルの仕事を継ぐためで、 彼自身シトリーのシャルドネが持つ優位性を見出していたからでした。 「フレッシュで、ミネラルに溢れ豊かなスタイルのワイン、バランス感に優れたシトリーのワインをつくりたいと願っている。これぞシトリーというワインを見せたい。 確かにレジオナルのワインではあるが、プルミエ・クリュなどには羨ましさは持っていない。」 オリヴィエの妻ネリーは、この地域にある会社の重役を務めていましたがその役を譲り、現在では夫婦でドメーヌの仕事を精力的にこなしています。 畑・醸造について ドメーヌでは、12haにわたってブルゴーニュの代表的な3品種(アリゴテ、シャルドネ、ピノ・ノワール)を栽培しています。 畑では、ブドウの根がワインを特徴付けるミネラルを土壌から得られるよう、根が深くまで伸ばせるように手入れをしています。 具体的には、土壌微生物の活動を損なわせず活性化させるよう下草の刈り込みと鋤きこみをし、堆肥を使用することで土中生物を有機的なアプローチでコントロールしています。 さらに必要に応じて摘葉を行い、健康に熟した果実を得られるようにしています。 醸造所は半地下に作られており、重力システムで果汁やワインの移動ができるようになっています。 醸造は出来る限り自然に行い、なるべく人の手が加わらないようにしています。 機械での温度コントロールを嫌い、自然の外温で冬の間に酒石をだします。 酵母は自然酵母を使い発酵をゆっくりとすすめ、シトリーが本来持つ複雑さと方向性により焦点があたるようにし、除酸、補酸を行わず、濾過もほとんどせずに瓶詰めしています。 白ワインにおいては、選果後圧搾し、木樽とステンレスタンクで醗酵・熟成。キュヴェ・オリンプのみ膨らみをワインに与え、木樽の香りが過度につかないように600L樽で澱と共に熟成されます。 シトリー・ルージュ・コンスタンス 品種 ピノ・ノワール100% 土壌 ジュラ紀後期キンメリッジ階の泥灰土と粘土質石灰土壌 区画 南〜南東向きの畑 栽培 厳格なリュット・レゾネを採用。下草を残し、刈り込みと鋤きこみで対応し、除草剤は不使用。 堆肥をベースとした有機肥料を使用。土起こしの後に剪定を行い、密植度を一定に保つように定期的に植え込みも行う。 また丹念にパリサージュを行い、摘芽を計画的に行っている。 醸造 自動的な作業で行わず、各年の状態によって醸造を行っている。 収穫後、ベルトコンベアで運び100%除梗。 12度で3〜5日間という短い低温浸漬を行い、タンクを使った伝統的な醗酵へ。空圧式プレス機を使い圧搾。 マロラクティック発酵を行い、12〜15ヶ月間タンクとバリックで熟成し、濾過をほとんど行わずに瓶詰め。 |
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